series
稲の国の稲の酒
─ Inenokuni no Inenosake ─
特別純米酒シリーズ
~made in 古都奈良~
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露葉風
~幻の酒米となる~
露葉風は、昭和38年「白露」を母に「早生双葉」を父に持ち、愛知県で誕生。奈良県の酒造好適米として登録されました。現在は、奈良だけで栽培されている酒造好適米です。しかし、淡麗なお酒がもてはやされたこの時代は、奈良県においても、高級酒には兵庫県産山田錦を代表とする、他県産の米を使用することが主流となっていました。その上、露葉風は平地での栽培が難しく生産性が悪いこともあって、作付け面積が徐々に減少し。いつしか奈良県でもほとんど栽培されなくなり、昭和57年に途絶え、「幻の酒米」となりました。
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露葉風
~そして復活~
「画一的でなく独自の味わいを持った奈良の地酒を露葉風で」との思いを強め、栽培復活を働きかけ、奈良県農業総合センターに保存していた種籾を元に、2001年から栽培が再開され、2002年から、奈良県山辺郡山添村での露葉風の委託栽培が始まりました。
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露葉風
~栽培地 奈良県山添村~
山添村は奈良県北東部、三重県との県境にある大和高原の一角。標高120~620mの高地に位置し、豊かな自然に恵まれ、きれいな水と昼夜の寒暖差という露葉風にとってこの上ない生育条件に恵まれたところです。
特別純米酒シリーズ
~自然に寄り添う「もの・こと」づくり~
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米の個性と向き合いながら
様々な酒質を醸す
自然豊かな環境でたくましく育つ「露葉風」で醸したお酒は、米の味をしっかりと引き出したボディの効いたお酒です。また個性豊かな色々な味わいを生み出し、米の旨みを十分に味わえるお酒です。「稲の国=日本の/稲の酒=純米酒」、日本の原風景「山添村」で作られる純米のお酒。
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露葉風を体感する
奈良県でのみ栽培されている酒造好適米「露葉風」の育成を通し、少しでも多くの皆様に日本酒に親しんでいただきたいとの想いから、「露葉風を楽しむ会」を開催しております。楽しむ会では「米作り編」での田植え・稲刈り体験を始め、新酒のできあがりを楽しむ「きき酒編」など、米作りから酒造りまでの様々な場面をお楽しみいただいております。